選んだ素材を、何も焼き込まずに Resolve へ送る
選別とグレーディングは別の作業で、その間の受け渡しこそが素材を傷めやすい 場所だ。使い勝手のいい場所でテイクを選び、それを Resolve に持っていくには、 再書き出しをする — これは変換を絵に焼き込み、Log で撮った意味であるラティ チュードを捨てることになる — か、原本をドラッグしてきて、イン点とアウト点を 手作業で全部やり直すかのどちらかになる。
Divecut はそのどちらもしない。選んだ素材は元のファイルのまま 渡り、Log のままで、変換はタイムライン情報として引き継がれる。
変換は colour group として運ばれる。ピクセルとしてではなく
Divecut で見ていた LUT は、Resolve では Log 形式ごとに colour group として、pre-clip の段階に適用される。つまりクリップは、判断 していたときと同じ見た目で届く — ただし絵そのものには何も書き込まれていない。 グレーディングは、完全な Log 原本から自分で行うものとして残り、変換はオフに したり、変えたり、自分の show LUT に差し替えたりできる1つのノードとして 扱われる。
チェックボックスにはそのまま書いてある — as color groups, never baked。同じ Log 形式のクリップはすべて1つのグループにまとまるので、 変換について考えを変えたくなっても、40箇所ではなく1箇所の調整で済む。
イン点とアウト点も一緒に届く
レンジをマークしていれば、クリップはそのレンジにトリミングされた状態で 届く。些細なことのように聞こえるが、そうではない — アウト点を含む (inclusive)として見せるアプリケーションと、含まない(exclusive)ことを 前提とする API との間のフレーム計算は、ちょうど1フレーム分ずれる。そして 1フレームは、誰かが尺を納品仕様と突き合わせるまで目に見えない。そのフレーム がどこへ消えるかについては別の記事で書いた。
Resolve と直接やり取りする
これはドラッグ&ドロップではないし、XML を経由した往復でもない。Divecut は小さなローカルサーバーを立て、そこに Resolve の workflow integration が 接続する。そのためクリップは Resolve 自身のスクリプティングインターフェース を通じて配置される — 再生ヘッドの位置か、選んだトラックの末尾に。パネル内の ログには、何が起きたかが記録される — どのクリップが配置されたか、どの LUT が適用されたか、マーカーとメタデータが引き継がれたかどうか。
接続はローカルのみで、エフェメラルポートを使い、一致が必要なトークンで 保護されている。この仕組みの何ひとつとして、あなたのマシンの外へは出ない。
本当に新しいファイルが欲しいとき
焼き込みが正解になる場合もある — プロキシ一式、QuickTime で見るクライアント 向けの確認用コピー、成果物。それは別の、意図的な書き出しの話であり、変換を 絵に焼き込むことは、2つのアプリケーション間で素材を動かすことの副作用では なく、自分で選ぶ選択になる。
この2つの経路を分けておくこと — 保存する受け渡しと、確定させる書き出し — これこそが Divecut の中で一番強く主張したい部分だ。それ以外はすべて利便性に 過ぎない。
Divecut は macOS と iPad 向けの素材ブラウザです。Log クリップを撮った ときの色のまま表示し、言葉で探せるようにし、選んだ素材を Log のまま DaVinci Resolve へ渡します。できることをすべて見る。